「個人事業主になったけどガソリンカードって必要なのかな」
「どんな基準でガソリンカードを選べば良いのかわからない」
と思うことはありませんか?
車を利用する個人事業主であれば、ガソリン代の節約や経費削減に役立つガソリンカードを所有しておいたほうが良いです。
しかし、カードは種類が豊富なので、何をどんな基準で選べば良いのか迷ってしまいますよね。
この記事を見れば個人事業主にガソリンカードが必要な理由がわかり、どのような基準でカードを選べば良いのか理解できますよ。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
車を利用する個人事業主はガソリンカードを発行すべき3つの理由
ガソリンカードは給油に特化したクレジットカードですが、タクシーや運送業など車の利用頻度が高い個人事業主こそ1枚は所有しておくべきです。
経費が自己負担になってしまう個人事業主だからこそ1円でも安く給油したいと思うのは当然のことなので、ガソリンカードのメリット3つを紹介します。
ガソリンカードがあればオトクに給油できるだけでなく経費の管理もラクになるので、クレジットカードとは別に1枚発行しておいても良いほど利便性が向上します。
もちろんクレジットカードでも問題はありませんが、ガソリンカードならではのメリットを紹介していきますね。
1.ガソリン代が安くなる
ガソリンスタンドが発行しているカードの場合、特典として「会員価格割引」または「利用額に応じたキャッシュバック」が適用されます。
詳しくは楽天カードとガソリンカードどちらが安いのかで検証していますが、大手ガソリンスタンド各社で特典内容が異なります。
カード名 | 特典 |
---|---|
ENEOSカードS | ガソリン・軽油2円/ℓ引 |
apollostation card | 会員価格で給油可能 ※Web明細の場合5月は3円/ℓ引 |
コスモカード | 会員価格で給油可能 |
たとえ1ℓ2円引きであっても、30ℓ給油すれば60円違い、給油量が多ければ多いほどガソリン代が安くなります。
車の利用頻度が高い人は年間数万円から数十万円オトクに給油できる可能性があるので、ガソリン代を節約したい人には必須のカードです。
2.経費の計算がラクになる
ガソリン代は現金では払えるものの、やはりカードで決済をしたほうが経費計算が大幅にラクになります。
カードの明細を見れば「いつ」「どこで」「いくら」利用したのか一目でわかるので、ガソリン代の支払いはすべてカードで決済するとラクになりますよ。
利用するカードによってはカードごとに明細が出るものもあるので、従業員がいくら利用したのかも把握できます。
従業員を雇っている個人事業主なら、カードごとの利用明細が出れば便利だな。
紙の明細だけでなくWebでも明細が確認できるので、Excelなどで経費を管理していた人は会計処理を簡素化できます。
クラウド会計と連携すればカードの支払いを自動でデータ化できるので、あまり経費の計算に時間をかけたくない個人事業主こそカード決済すべきです。
3.ポイントが貯まりやすい
ガソリンカードはオトクに給油できるだけでなく、ポイントが貯まるためよりオトクに給油できます。
ガソリン代の割引を適用したうえでポイントもつくので、各ガソリンカードのポイント還元率がどのくらいなのか紹介していきますね。
カード名 | ポイント | ポイント還元率 |
---|---|---|
ENEOSカードS | 1,000円=6P | 0.6% |
apollostation card | 1,000円=5P | 0.5% |
キグナスジャックカード | 200円=1P | 0.5% |
コスモ・ザ・カード・オーパス | 200円=1P | 0.5% |
SOLATOカード | 1,000円=1P | 0.1% |
ガソリンカードはポイント還元率が低いものの給油がオトクにできるので、給油メインで利用する人はガソリンカードの発行も検討する余地ありです。
貯まったポイントで給油できるので、ポイントが貯まりやすいガソリンはカードで入れるようにしてくださいね。
ガソリンカードはどうやって選ぶの?個人事業主が重視する3つのポイント
会員価格で給油できるガソリンカードですが、カードを選ぶ際に気を付ける3つのポイントがあります。
せっかくガソリンカードを作成しても使わなければもったいないので、何に注目すべきか紹介していきますね。
カードに求める条件は人によって異なるものの、この3つのポイントは誰であっても重視したほうが良い部分です。
なぜこの3つが重要なのか、理由とともに解説していきますね。
1.よく利用するガソリンスタンドか
ENEOSに次いでapollostationが業界最大手のガソリンスタンドですが、店舗数は地域によってバラつきがあります。
そのほかにもコスモやキグナスなどガソリンスタンドはたくさんあるので、1番利用頻度の高いスタンドのカードを発行したほうが安く給油できます。
ENEOSを利用する人が他社のガソリンカードを使うと会員価格で給油できないので、ただのカード決済になってしまいます。
せっかくオトクに給油する機会を損失してるよな。
利用頻度の高いガソリンカードを選ぶのが1番良いものの、普段利用する店舗が決まっていない場合は1番利用しやすい店舗でカードを作成するのも1つの手です。
自宅や会社の近所に店舗がなければカード作成の意味がなくなってしまうので、利用するガソリンスタンドでカードを作成しましょう。
2.審査難易度と発行コスト
会社の規模にもよりますが、複数枚カードを発行する場合は法人カードも選択肢に入ります。
しかし、個人向けのカードよりも法人カードのほうが審査難易度が高いため、確実に発行できるカードを選びましょう。
審査の難易度とともに、発行コストも確認しておきましょう。
この前法人カードを調べたら年会費だけで1万円以上のものもあったし、きちんと確認しておかないとだな。
法人カードは無料で発行できるものから1万円以上の年会費がかかるものまで種類があるため、予算と相談して申込むカードを決めましょう。
その際、追加カードの発行費用と年会費も確認しておくと、社用車が複数台ある場合もカードの維持費が計算しやすいです。
3.クレジット機能の有無
法人専用のガソリンカードには「カード会社が発行するクレジット機能がついているカード」と「協同組合が発行するクレジット機能なしのカード」2つの種類があります。
クレジット機能の有無以外にも以下のような違いがあり、どちらを利用するか決めたうえでカードを申込まなくてはいけません。
クレジット機能あり | クレジット機能なし | |
---|---|---|
年会費 | 有料 | 無料 |
使用用途 | ガソリン以外にも使える | ガソリンのみ |
ポイント | 貯まる | 貯まらない |
発行難易度 | カードにより異なる | クレジット審査なし |
協同組合が発行するガソリンカードはクレジット機能がないぶん審査難易度が低く、不正利用が起こりにくいメリットもあります。
社用車が複数台あり従業員にもカードを渡す場合はクレジット機能なし、自分だけで利用するならクレジット機能付きのカードがおすすめです。
個人事業主におすすめのガソリンカード3選
カードを選ぶ基準がわかっても、正直どのガソリンカードを選べば良いのか迷ってしまいますよね。
そこで、個人事業主におすすめのガソリンカードを3枚紹介するので、カード選びの参考にしてください。
「とくに給油先が決まっていない人は楽天カード」「利用する店舗が決まっている人はガソリンカード」を選ぶとオトクに利用できるので、カード選びの1つの基準にしてください。
それでは、各カードの特徴や年会費などを詳しく解説していきますね。
1.楽天カード
年会費 | 無料 |
申込対象 | 18歳以上(高校生を除く) |
追加カード | 2枚目/無料 家族カード/無料 |
ETCカード申込 | あり 550円/1枚 |
ポイント | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 100円=1P 1.0~16.0% |
利用限度額 | ~100万円 |
発行スピード | 最短3営業日 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険/最大2,000万円 カード盗難保険 |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB American Express |
注目ポイント | 2枚目のカードも無料で作成可能 アプリで毎月の支払い状況を確認 |
公式サイト | https://www.rakuten-card.co.jp/ |
株式会社ZUUの調査によると2人に1人が所有しているほどメジャーの楽天カードは、高校生を除く未成年でも申込めるため審査のハードルが低いと言われています。
配偶者や同居している両親の年収と合算金額にもとづいて審査がおこなわれるので、安定した世帯年収がある人であれば確実に発行されるカードです。
審査結果も平均24時間以内とスピーディーなので、すぐにカードが欲しい人にもおすすめです!
\ 楽天ポイントが貯まる /
2.apollostation card
年会費 | 永久無料 |
追加カード | あり/最大4名まで |
ETCカード申込 | あり/無料 |
ポイント | 1,000円=5P |
ポイント還元率 | 0.5% |
発行スピード | 最短3営業日 |
付帯保険 | ロードサービス特別価格 |
国際ブランド | VISA JCB Mastercard American Express |
注目ポイント | 入会後1ヶ月ガソリン5円/ℓ引 いつでもガソリン2円/ℓ引 ロードサービスあり(年間825円) |
公式サイト | https://www.idemitsucard.com/card/mydo-plus/ |
apollostation cardは年会費550円を払うとオプションの「ねびきプラスサービス」に加入でき、ガソリンと軽油が最大10円/ℓ引になります。
Web明細の場合毎年4/11~5/10まで100ℓまで3円引きで給油できるなどオトクな条件がそろってるので、少しでも安く給油したい人におすすめのカードです。
アポロステーションは業界2位の大手なので、地域を問わずに利用できますよ。
\ 最大10円引きで給油可能 /
3.ENEOSカードS
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:1,375円 ※年1回以上の利用で2年目以降も無料 |
追加カード | 無料 |
ETCカード申込 | |
ポイント | 1,000円=6P 1,000円=20P(カーメンテのみ) |
ポイント還元率 | 通常時0.6% |
利用限度額 | ~100万円 |
発行スピード | |
付帯保険 | なし |
国際ブランド | VISA JCB |
注目ポイント | いつでも2円/ℓ引 灯油がいつでも1円/ℓ引 カーメンテなら1,000円ごとに20P貯まる |
公式サイト | https://www.eneos.co.jp/consumer/ss/card/card/kind/card_s.html |
ポイントが貯まりにくい、1,000ポイント単位でしか利用できないなどデメリットはあるものの、給油量に関わらずいつでも2円引きになるお得なカードです。
付帯保険が一切ついていないので、給油専用のサブカードが欲しい人におすすめの1枚です。
ENEOSカードSは、車の利用頻度がそこまで高くない個人事業主におすすめのカードです。
\ いつでも2円引 /
クレジット審査なし!個人事業主におすすめのガソリン専用カード2選
クレジット機能付きのガソリンカードは審査があり希望に添えない場合もありますが、協同組合が発行するガソリンカードはクレジット審査がありません。
クレジット審査がないから確実に発行されるというわけではありませんが、ほかのカードよりも審査難易度が低い場合がほとんどです。
協同組合が発行するカードはクレジット機能がないため使用用途が限られてしまいますが、給油しか使えないため従業員による不正利用のリスクを最小限に抑えられます。
安心して所有したい人におすすめのガソリンカードなので、各協同組合のことを詳しく解説していきますね。
1.高速情報協同組合のガソリンカード
発行元 | 高速情報協同組合 |
事業地区 | 46都道府県 ※沖縄を除く |
取り扱いカード | ETCカード ガソリンカード |
所在地 | 〒802-0038 福岡県北九州市小倉北区神幸町9-1 |
連絡先 | 093-531-1356 |
発行手数料 | 550円/1枚(ETCカード) 629円/1枚(コーポレートカード) |
年間手数料 | 550円(ETCカード) 629円(コーポレートカード) |
出資金 | 一口1万円 |
ETCカード詳細 | https://www.kousoku-etc.com/ |
ガソリンカード詳細 | https://www.kousoku-j.jp/gsa/ |
高速情報協同組合は1993年に設立した老舗の協同組合で、組合員数業界NO.1をほこる巨大な組織。
ETC協同組合では取扱いのないコーポレートカードも発行できるので、高速道路の利用頻度が高い人におすすめの協同組合です。
ETC協同組合と迷った際は、老舗の安心感がある高速情報協同組合がおすすめです。
\ 老舗の高速情報協同組合で申込む /
2.ETC協同組合のガソリンカード
発行元 | 株式会社 未来 |
事業地区 | 42都道府県 ※青森、和歌山、島根、長崎、宮城を除く |
取り扱いカード | ガソリンカード ETCカード |
所在地 | 〒802-0022 福岡県北九州市小倉北区上富野5-1-11 |
連絡先 | TEL:093-521-2333 |
発行手数料 | 880円/1枚 ※ETCのみ |
年会手数料 | 880円 ※ETCのみ |
出資金 | 一口1万円 |
ETCカード詳細 | https://www.etc-kumiai.jp/ |
ガソリンカード詳細 | https://www.etc-kumiai.jp/ogs.html |
ETC協同組合はETCカードだけでなく、ガソリンカードや商用車向けの自動車保険を取扱っている協同組合です。
発行率NO.1と記載するほど審査通過率が高いので、従来の審査に通らなかった人でもETCやガソリンカード発行が期待できますよ。
はたらくクルマの自動車保険も契約できるので、ETC協同組合だけで事業に必要なものが揃うのも高ポイントです。
\ ETC協同組合は新会社の味方 /
審査難易度や利用頻度にあわせてガソリンカードを選んだほうが良い
社用車用のガソリンカードを探している場合、利用頻度の高いガソリンカードを発行するのがセオリーです。
しかし、会社設立直後など信用情報がとぼしい場合は審査に落ちてしまうケースもあるので、実績を作るまでは協同組合が発行するカードを利用するのも選択肢の1つです。
- ガソリンカードがあれば会員価格で給油できるため、経費削減につながる
- 個人事業主がカードを選ぶ際は利用頻度が高い店舗のカードを選ぶと良い
- 利用するガソリンスタンドが決まっていない場合は楽天カードが1番おすすめ
自宅や会社の近くで利用するガソリンスタンドが決まっていれば迷うことはないものの、なかには配達先の都合で利用する店舗がバラバラという人もいますよね。
とくに決まっていない場合は楽天カードならどの店舗でも割引が適用されポイントも付与されるので、使い勝手抜群のカードです。
新会社で実績がなくて不安…という人は、協同組合のガソリンカードがおすすめです。
- ETC協同組合のメリットとデメリット
- ETC協同組合の基本情報からカードを発行するメリット、申込みの手順までを完全網羅
- 無料で作成可能なETC協同組合のガソリンカード
- ガソリンカードの発行手順から利用するメリットをわかりやすく解説
- 株式会社未来保険の営業車専用「はたらくクルマの自動車保険」
- 最短即日加入が可能!ETC協同組合を運営する株式会社未来のネット完結型自動車保険のメリット
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所有すべき