クレジットカード作成に屋号は必要ない!開業直後の個人事業主におすすめの法人カード5選

「クレジットカード作成に屋号は必要なの?」
「そもそも屋号ってなに?」

と思うことはありませんか?

個人事業主になると目にする「屋号」ですが、登記すべきか迷ってしまいますよね。

では、個人事業主はクレジットカードを作成する際、屋号はあったほうが良いのでしょうか?

結論からお伝えすると、屋号がなくてもクレジットカードの作成は可能です。

しかし、屋号があることで社会的信用が得られるものも確かなので、クレジットカード作成の際に屋号があったほうが良いのかわかります。

「どうやって屋号を付ければ良いのかわからない」と悩んでいる人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

Contents

個人事業主やフリーランスの屋号とは?屋号に関する5つの基本情報

個人事業主になるとよく目にする「屋号」ですが、どんなときに使うのか、何の意味があるのか気になりますよね。

屋号とは個人事業主が業務上で使用する名称のことで、お店であれば商店名、フリーランスの場合はペンネームを指します。

屋号に関する基本情報
  1. 屋号とは事業で使用する名称のこと
  2. 屋号を考える際のポイント
  3. 屋号を付ける際に注意すべきこと
  4. 法人の商号との違い
  5. 屋号を付けるメリットとデメリット
これで完璧!

屋号を付けると金融機関に屋号付きの口座を開設できるなどのメリットがありますが、クレジットカードとの関係はあるのでしょうか。

クレジットカードとの関係性を解説する前に、知っておくべき屋号の基礎知識を紹介していきますね。

1.屋号とは事業で使用する名称のこと

屋号とは会社で言うと社名のように、事業をおこなううえで付ける名称のことです。

しかし、会社法人のように必須ではないので、屋号を付けるのかは個人事業主本人にゆだねられています。

アオイ

以下のように、事業内容がわかる屋号を付けるのが一般的です。

店舗の場合事務所フリーランス
〇〇レストラン
ラーメン店△△
□□酒店
〇〇事務所
オフィス△△
写真スタジオ□□
〇〇デザイン
△△システム
□□編集部

開業届を提出すれば個人事業主であることを証明できるので、かならずしも屋号が必要なわけではありません。

屋号を付けない選択もありますが、事業内容がわかりやすくなる、取引先に覚えてもらいやすいなどのメリットがあります。

2.屋号を考える際のポイント

屋号を付ける際には事業内容が一目でわかるものが良いとされ、専門性が伝わるものが良いです。

やはり屋号は個人事業主の顔となる存在なので、考える際には以下の4つのポイントに気を配りながら付けると良いですよ。

屋号を考えるポイント
  • 事業内容をわかりやすく伝える
  • 検索されやすいワードを使う
  • 読み書きしやすい
  • 発音が難しくないか

「地域名×法律事務所」「個人名×法律事務所」など、ほかの屋号と被らないように工夫をするとWebからの集客にもつながります。

覚えやすさや読み書きのしやすさを重視して、屋号を考えてくださいね。

3.屋号を付ける際に注意すべきこと

基本的に屋号は自分の好きな名称を付けても良く、とくに決まりはありません。

しかし、トラブルにならないよう、以下の3つを注意してください。

屋号を付ける際の注意点
  • 使用できる文字を使う
    漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、記号など
  • ほかの事業者と名称を似せない
  • すでに商標登録されているものは避ける

同じような名称にしてしまうと最悪の場合は訴訟問題へと発展してしまうので、かならずインターネットなどで確認をしましょう。

「〇〇会社」「〇〇法人」などの法人企業だと誤解を招く名称も利用できないので、注意して屋号を考えてくださいね。

4.法人の商号や個人の雅号との違い

法人は商号という会社名を付けなければいけないと定められており、会社法人の正式名称として法務局に登録されます。

事業をおこなううえで付ける名称に変わりはないものの、3つの名称には以下のような違いがあります。

商号法人が名乗り、法律で定められている
株式会社〇〇など
屋号個人事業主が名乗り、利用しなくても良い
〇〇事務所など
雅号がごう画家や作家、芸能人などが本名以外につける別名

屋号と響きが似ているものの違いがあり、個人事業主が利用するのは屋号です。

5.屋号を登記するメリットとデメリット

屋号は無理につける必要はないものの、屋号を付けるとさまざまなメリットがあります。

屋号は開業時につけるのが一般的なので、メリットとデメリットを把握するうえで登記すべきか検討してくださいね。

屋号のメリット
屋号のデメリット
  • 屋号で銀行口座が開設できる
  • 法人化する際に実績を示しやすい
  • 事業内容がわかりやすくなる
  • 取引先からの信頼を得られる
  • 屋号を考える時間が必要
  • 屋号変更の際、銀行口座などの名義変更が面倒
  • 仕事の幅が狭まってしまう可能性がある
    (〇〇ベーカリーで和食を扱いにくいなど)

屋号があればビジネスとして取り組んでいる実績になるので、信頼度が上がります。

事業が軌道に乗った際の法人化する際に屋号はあったほうが有利になるので、面倒でなければ登記しておくことをおすすめします。

アオイ

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クレジットカード作成の際に個人事業主の屋号は必要ない3つの理由

屋号があることでメリットはあるものの、クレジットカードを作成する際には屋号は関係ありません。

「屋号がないから法人カードが作成できない」と焦る必要はないので、なぜ屋号がクレジットカード作成に関係がないのか3つの理由を紹介します。

屋号がクレジットカードに必要ない理由
  1. クレジットカード自体は作成できるから
  2. カードに屋号が表示されるとは限らないから
  3. 個人事業主本人にカードが発行されるから
屋号アリもOKです

1.屋号がなくてもクレジットカードは発行可能

一般的に屋号は以下のタイミングで利用され、クレジットカード作成時には屋号は使用しません。

屋号を使用するタイミング
  • 税務署へ提出する開業届
  • 確定申告書の記入
  • 契約書、納品書、請求書など
  • 銀行口座の開設時
  • 名刺や看板の作成

もちろん屋号があればクレジットカードの名前部分に印字されますが、個人名でも問題ありません。

法人の商号とは違い、あくまでも個人で事業をおこなう個人事業主の場合は屋号の有無はカード発行の際に必要ないと覚えておいてくださいね。

2.カード券面に屋号が表示されるとは限らない

法人カードの額面には会社名が表示されてるかと言えば、かならずしも屋号が記載されているとは限りません。

とくに近年、代表者の本人確認書類だけで作成できる法人カードが増えてきたこともあり、カード券面には個人名が表示されていることが多いです。

アオイ

個人事業主のカードはプライベートと事業の支払いを別にする目的で利用されることが多いので、屋号の有無は関係ありませんよ。

アキヤマ

本人確認書類だけで作成できるなら、たしかに屋号は必要ないな。

銀行口座を開設する際には屋号を付加表記できる銀行もありますが、法人カードの場合は基本的には個人名義が表示されます。

3.個人事業主本人にカードが発行されるから

法人とは違い、個人事業主の場合は経営者本人の信用情報をもとに審査がおこなわれます。

当然カードも個人事業主本人に発行されるため、屋号の有無は重要視されていません。

アキヤマ

カードの利用責任を負うのは代表者本人だから、屋号は関係ないんだな。

アオイ

法人が利用するカードとは責任の所在が異なるので、あくまでも経営者にカードが発行されます。

個人事業主にカードが発行されるため屋号の有無は関係ないものの、無職との違いを証明するために屋号付きにしたい人もいます。

屋号があれば会社の存在を示すことには役立つので、少しでもカードの審査を有利に運びたい人は登記しておくのも1つの手です。

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屋号の有無にかかわらず発行可能!個人事業主におすすめの法人カード5選

重なったクレジットカード

屋号の有無に関わらず法人カードは作成可能ですが、開業直後に法人カードを作成する際には注意点があります。

それは、決算書不要で本人確認書類のみで審査ができるかという点です。

アオイ

本人確認書類だけで作成できる法人カードは、申込者の信用情報だけで審査がおこなわれます。

1.三井住友カード ビジネスオーナーズ
個人カードとの併用で利用限度額最大500万円
一般カードは無条件で年会費永年無料
2.セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エクスプレス
Webビジネスを営む人向けの特典が多数あり
利用限度額最大500万円と、法人カードのなかでも高めに設定されている
3.NTTファイナンス Bizカード レギュラー
本カード、追加カードともに年会費無料
Web明細編集サービスがあり、簡単にPDFなどで保存できる
4.JCB CARD Biz
法人確認書類不要で、これから事業を始める人でも作成可能
追加カードの発行枚数無制限
5.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード
年会費は高いもののスペックを重視する人におすすめの1枚
本人確認書類だけで審査ができる

このように、ひとことで法人カードといってもスペックや発行可能枚数など、細かい違いがあります。

人によって「発行スピード重視」「ポイント重視」などカードに求める条件が異なるので、各カードの基本情報を詳しく解説していきますね。

1.三井住友カード ビジネスオーナーズ

年会費一般カード/無料
ゴールドカード/5,500円
※ゴールドカードは年間100万円以上の利用で無料
追加カードETCカード
パートナー会員/最大19枚まで無料
ETCカード申込あり/無料
※前年度の利用がない場合550円/年
ポイントVポイント
ポイントUPモール
ココイコ!
SBI証券
ポイント還元率200円=1P
0.5~1.5%
利用限度額~500万円
※500万円は個人カードとの併用が条件
発行スピード最短3営業日
付帯保険海外旅行傷害保険/2,000万円
選べる無料保険
国際ブランドVISA
注目ポイント年会費無料で利用できる数少ないビジネスカード
登記簿謄本・決算書不要
公式サイトhttps://www.smbc-card.com/hojin/lineup/biz_owners_index.jsp

20歳以上で中小企業の代表者、もしくは個人事業主であれば誰でも申込みができ、三井住友が指定する個人カードとの併用でポイント還元率が最大1.5%まで上がります。

対象カード
  • 三井住友VISA/Mastercard(NL、CL)
  • 三井住友カードRevoStyle
  • 三井住友カード プラチナプリファード
  • 三井住友カード プラチナVISA/Mastercard(プラチナPA-TYPE VISA/Mastercard)
  • 三井住友 ゴールドVISA/Mastercard(ゴールドPA-TYPE VISA/Mastercard)
  • 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard(NL)
  • 三井住友カード エグゼクティブ VISA/ Mastercard
  • 三井住友カード VISA/ Mastercard(三井住友カード A)
  • 三井住友カードVISA(ゴールド)
    ※旧 三井住友VISA SMBC CARD
  • 三井住友カード アミティエ VISA/ Mastercard
  • 三井住友ヤングゴールドカード(VISA/ Mastercard)
  • 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード

スペックやポイント還元率はほかのビジネスカードに劣るものの利用限度額が高いので、年会費を抑えたうえでビジネスカードを所有したい人におすすめの1枚です。

\ 起業後すぐに申込み可能 /

2.セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エクスプレス

年会費1,100円
追加カード最大9枚まで/無料
ETCカード申込あり/無料
※5枚まで
ポイント還元率0.5~2.0%
※交換先ごとに還元率が異なる
利用限度額30~500万円
発行スピード最短3営業日発行
付帯保険なし
国際ブランドAMERICAN EXPRESS
特徴Webビジネス向けの特典多数あり
ポイントの有効期限なし
公式サイトhttps://www.saisoncard.co.jp/amextop/cobalt-pro/

1,100円と破格の年会費でありながら限度額も高く、ポイントが永久不滅と非常に使い勝手が良いセゾンコバルト・ビジネス・アメックス。

税金の支払いや国民年金保険料の支払いでもポイントが貯まるので、さまざまな支払いをカード1つでまかないたい人におすすめのカードです。

アオイ

登記簿謄本や決算書などの提出が不要なので、開業後すぐにカードを申込めますよ。

\ 最短1週間でカードが手元に届く /

3.NTTファイナンス Bizカード レギュラー

年会費無料
追加カード無料
ETCカード申込550円/1枚
ポイント還元率1%
利用限度額40万/60万/80万円
発行スピード最短1週間で発行
付帯保険国内・海外旅行傷害保険/最高2,000万円
ショッピング保険/年間100万円
国際ブランドVISA
注目ポイント明細書発行110円/1通
Web明細編集サービスでPDF・CVSで保存可能
出光系列で2円~最大40円/Lガソリン代値引き
公式サイトhttps://www.ntt-card.com/biz/

利用限度額が最大80万円と法人カードのなかでも低いデメリットはあるものの、年会費無料でこのスペックはNTTファイナンス Bizカード レギュラーならではです。

付帯保険も充実しているので、年会費をかけずにスペックが高いカードを探している人におすすめの1枚です。

アオイ

法人の場合は登記簿謄本が必要ですが、個人事業主は本人確認書類だけで申込めますよ。

\ 法人カード屈指のポイント還元率 /

4.JCB CARD Biz

年会費初年度:無料
2年目以降:1,375円(税込)
※ゴールドカードは11,000円
追加カードETCカード
家族カード
ETCカード申込あり
年会費/無料
ポイントOki Dokiポイント
1,000円=1P
ポイント還元率0.5~1.0%
利用限度額一般/10~100万円
ゴールド/50~300万円
付帯保険国内・海外旅行保険
ショッピングカード保険
国際ブランドJCB
注目ポイント青色申告オンライン 初年度0円
追加カードの発行枚数無制限
公式サイトhttps://www.jcb.co.jp/corporate/houjin/biz.html

JCB CARD Bizは法人確認書類が不要なので、これから事業を始めようとしている人でもカードを作成できます。

新幹線や飛行機の予約、空港ラウンジサービスを利用する人はゴールドカードのほうがお得ですが、特典がいらない人であれば一般カードでも十分使い勝手が良いです。

アオイ

やよいの青色申告オンラインが無料で使えるので、難しい帳簿作成もサクッとできます。

\ 追加のカード枚数無制限 /

5.アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カード

年会費13,200円
追加カード6,600円/1枚
ETCカード申込あり
550円/1枚
ポイント100円=1P
ポイント還元率0.3%
※交換先ごとに還元率が異なる
利用限度額5~100万円
発行スピード3~4週間程度
付帯保険国内・海外旅行傷害保険/最高5,000万円
ショッピングカード保険/最高500万円
国際ブランドAMERICAN EXPRESS
特徴会計ソフトfreeeと連携可能
追加カードの限度額を設定可能
公式サイトhttps://www.neolife.co.jp/contents/plan/amex-business.html?creditcard-corporate_osusume_url

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・カードと聞くと敷居が高いイメージですが、経営者向けのカードなので比較的審査の難易度が低いです。

代表者の本人確認資料さえあればWebで簡単に申込めるので、ステータスが高いカードを探している人におすすめの1枚です。

アオイ

ほかの法人カードよりも発行難易度は高いので、信用情報が不安な人はほかのカードを申込むのも選択肢の1つです。

\ ステータス重視の人におすすめ /

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個人事業主に屋号は必須ではないもののビジネスが有利になる可能性あり

屋号の設定は個人にゆだねられているため義務ではないものの、さまざまなシーンでビジネスが有利になる可能性があります。

クレジットカードの審査も「きちんと会社を設立している」という証明になるので、有利になるかもしれませんよ。

まとめ
  • 屋号とは事業で使用する名称のことで、定めなくても問題はない
  • クレジットカード作成の際に屋号は必要ない
  • 初めて法人カードを作成する際には本人確認書類だけで審査できるものが良い

もうすでに開業をし「屋号を登記していない」という人でも問題なくクレジットカードは作成できるので、安心して申込んでくださいね。

経費の支払いをクレジットカードにするだけで経理が簡素化でき、ビジネス向けの特典などでオトクに業務ができますよ。

アオイ

カード選びに迷った際には、以下の3枚から選べば間違いありません。

カード名
NTTファイナンス Bizカード
レギュラー

三井住友カード
ビジネスオーナーズ

セゾンコバルト・ビジネス
アメリカン・エキスプレス
申込対象20歳以上の法人代表者
個人事業主
20歳以上の中小企業代表者
個人事業主
20歳以上の法人代表者
個人事業主
年会費無料無料無料
ETCカード550円/1枚550円/1枚
※前年度利用すれば無料
無料
国際ブランドVISAVISAAmerican Express
ポイント還元率1%0.5~1.5%0.5~2.0%
発行スピード最短3営業日最短3営業日最短3営業日
付帯保険国内旅行傷害保険
海外旅行傷害保険
ショッピング保険
海外旅行傷害保険
必要書類本人確認書類
※法人は登記簿謄本
本人確認書類
※登記簿謄本・決算書不要
本人確認書類
※登記簿謄本・決算書不要
利用限度額80万円500万円500万円
決済口座法人名義口座
個人名義口座(屋号付含)
法人名義口座
個人名義口座(屋号付含)
法人名義口座
個人名義口座
締日/支払日月末締め
翌月25日払い
月末締め
翌月26日払い
10日締め
翌月4日払い
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