「楽天カードにビジネスカードがあるって聞いたけど、どうなの?」
「ほかの法人カードと違いはあるの?」
と思うことはありませんか?
法人カードを作成しようとしても種類が多く、どこで作成しようか迷ってしまいますよね。
では、楽天カードの上位カード「楽天プレミアムカード」の子カードである楽天ビジネスカードとは、どんなカードか知っていますか?
- 楽天ビジネスカードの基本情報とメリット・デメリット
- 楽天ビジネスカードを個人事業主におすすめする理由
- 開業直後の個人事業主でも作成できる法人カード3選
この記事を見れば楽天ビジネスカードがどのようなカードなのか、なぜ個人事業主におすすめなのかがわかります。
「楽天ポイントを貯めている」「個人事業主に最適なカードが知りたい」という人は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
開業直後、本人確認書類のみで作成できる法人カードを探している人は、以下の3枚がおすすめです。
カード名 | NTTファイナンス Bizカード レギュラー | 三井住友カード ビジネスオーナーズ | セゾンコバルト・ビジネス アメリカン・エキスプレス |
申込対象 | 20歳以上の法人代表者 個人事業主 | 20歳以上の中小企業代表者 個人事業主 | 20歳以上の法人代表者 個人事業主 |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
ETCカード | 550円/1枚 | 550円/1枚 ※前年度利用すれば無料 | 無料 |
国際ブランド | VISA | VISA | American Express |
ポイント還元率 | 1% | 0.5~1.5% | 0.5~2.0% |
発行スピード | 最短3営業日 | 最短3営業日 | 最短3営業日 |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 ショッピング保険 | 海外旅行傷害保険 | – |
必要書類 | 本人確認書類 ※法人は登記簿謄本 | 本人確認書類 ※登記簿謄本・決算書不要 | 本人確認書類 ※登記簿謄本・決算書不要 |
利用限度額 | 80万円 | 500万円 | 500万円 |
決済口座 | 法人名義口座 個人名義口座(屋号付含) | 法人名義口座 個人名義口座(屋号付含) | 法人名義口座 個人名義口座 |
締日/支払日 | 月末締め 翌月25日払い | 月末締め 翌月26日払い | 10日締め 翌月4日払い |
特典 | Web明細編集機能搭載 Amazon Business登録可能 出光キャッシュバックシステム | コンビニ3社でポイント5倍 19枚まで追加カード発行可能 副業でも申込み可能 | ApplePay・GooglePay対応 特定の加盟店でポイント4倍 利用可能枠の一時的な増額可能 |
おすすめの人 | 給油にもカードを利用する 限度額80万円で十分 | コンビニでカードを利用する ポイント還元率を気にしない | ネットで買い物をする 無料でETCカードが欲しい |
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個人事業主におすすめの楽天ビジネスカードとは?5つの基本情報
楽天が発行するビジネスカードは、ゴールドラクより1つ上のプレミアムカードの子カードという位置づけのカードです。
そのため、楽天プレミアムカードに追加、もしくは楽天プレミアムカードとビジネス両方を申込むことでビジネスカードが発行されます。
楽天プレミアムカードに付随するカードということもあり、通常の法人カードとは仕様が異なる楽天ビジネスカード。
まずは基本情報をしっかりと抑えるために、楽天ビジネスカードとはどんなカードなのかを解説していきますね。
1.楽天プレミアムカードの子カードとして発行可能
楽天カードは大きくわけると4種類あり、一般の人が申込めるのは「楽天カード」「ゴールドカード」「楽天プレミアムカード」の3種類です。
ビジネスカードはプレミアムカード発行後に申込めるカードなので、ビジネスカードだけを単体で所有することはできません。
楽天カードとプレミアムカード、ビジネスカードのスペックを紹介します。
カード名 | 楽天カード | プレミアムカード | ビジネスカード |
申込対象 | 18歳以上 | 20歳以上で安定した収入がある人 | 20歳以上で安定した収入のある 法人代表者・個人事業主 |
年会費 | 永年無料 | 11,000円 | 2,200円 |
ETCカード | 550円/1枚 | 無料 | 無料 550円/2枚目以降 |
国際ブランド | VISA Mastercard JCB American Express | VISA Mastercard JCB American Express | VISA |
ポイント還元率 | 1.0~5.0% | 1.0~5.0% | 1.0~5.0% |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険 | 国内旅行傷害保険 海外保険傷害保険 動産総合保険 | 国内旅行傷害保険 海外保険傷害保険 動産総合保険 |
必要書類 | 本人確認書類 | 本人確認書類 | 登記事項証明書 ※法人名義の場合 |
利用限度額 | 最高100万円 | 最高300万円 | 最高300万円 ※プレミアカードと合算 |
決済口座 | 個人名義の口座 | 個人名義の口座 | 法人名義の口座 |
キャッシング機能 | あり | あり | なし |
特典 | – | 選べる優待サービス 旅行トラベルデスク お誕生月サービス 空港ラウンジ無料 プライオリティ・パス無料 | Visaビジネスオファー |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
楽天プレミアムカードは20歳以上で安定した収入があれば誰でも申込み可能で、特典が豊富なだけでなく楽天市場の買い物のポイントも貯まりやすいのが特徴です。
楽天プレミアムカードとビジネスカード2枚所有すると13,200円の年会費がかかってしまいますが、ビジネスカードとしては妥当な金額です。
2.楽天プレミアムカードと引き落とし口座を分けて使う
プライベートと事業で使うクレジットカードは分けたほうが経理の管理がしやすく、確定申告書の作成がラクになります。
本来プライベートと事業用のカードや口座は分けるべきですが、楽天プレミアムカードと楽天ビジネスカードは引き落とし口座を別々に設定しなくてはいけません。
親カードと子カードという関係ではありますが、楽天ビジネスカードは法人カードなので法人名義の口座を使用しなくてはいけないんです。
2つの引き落とし口座を用意し入金するのは面倒ですが、プライベートとビジネス用の口座を分ければ請求金額が一目でわかります。
「〇〇株式会社」のように法人名義の口座はメガバンクや地方銀行で作成できるので、この機会に1つ用意しておくと今後も役立ちますよ。
3.楽天プレミアムとビジネスカードの審査は別におこなわれる
楽天プレミアムカードの子カードの位置づけとなる法人カードですが、審査は別々におこなわれます。
そのため、楽天ビジネスカードを発行する方法は以下の2通りあり、状況に応じて審査のタイミングが異なります。
- 楽天プレミアムカード発行時に、ビジネスカードの申込をする
- すでに楽天プレミアムカードを所有している場合、別途でビジネスカードを申込む
楽天カードは審査が柔軟と言われている流通系のカードに属しているため審査難易度は低いものの、カードごとに審査がおこなわれるため「かならず審査に通過する」とは限りません。
ビジネスカードは事業の実績も考慮したうえで審査をおこなうので、経営者の信用情報だけではカード発行に至らない場合もあります。
4.法人と個人事業主の申込時に必要な書類
楽天カードビジネスは20歳以上で安定した収入のある法人代表者、もしくは個人事業主を対象にカードを発行しています。
楽天ビジネスカードはWebだけでは完結せず、公式サイトで申込み後に必要書類を返送し審査がおこなわれます。
申込み後に送られてくる書類は法人と個人事業主で違うので、あらかじめ用意しておくとスムーズにカードが発行されますよ。
法人の場合は、事前に法務局で書類を取り寄せておくと早く申込みが終わるんだな。
法人カード発行の場合は直近に取り寄せた法人を確認する書類が必要になりますが、古いものだと無効とみなされるためカード申込み時に取り寄せるようにしましょう。
書類は法務局へ行けば即日入手できますが、面倒な場合はネットで申請できるので事前に用意しておくとスムーズに審査に移行できますよ。
5.楽天プレミアムカードとビジネスカード合算で300万円まで利用可能
楽天ビジネスカードの利用限度額は300万円と法人カードのなかでは平均的な金額ですが、楽天プレミアムカードと合算した金額になります。
そのため、以下のように2枚のカードで利用限度額を分け合うような形でカードを利用します。
利用限度額内であれば「楽天プレミアムカードは〇円まで」などと決められていないため、極論ではありますが楽天ビジネスカードだけで300万円利用することも可能です。
しかし、最高300万円まで利用できるということなので、審査の結果によっては下回るケースもあります。
審査を申込まないと、利用限度額はわからないんだな。
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楽天ビジネスカード5つのメリット
楽天プレミアムカードの子カードである楽天ビジネスカードは法人カードなので、さまざまなメリットがあります。
楽天ビジネスカードのメリットは楽天プレミアムカード単体では得られないものなので、事業をおこなっている人はビジネスカードを発行しましょう。
ほかの法人カードとは違い、楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードの特典も受けられる希少なカードです。
これから紹介する5つのメリットこそが「事業で使用するカードは法人カードのほうが良い」と言える根拠なので、1つずつ詳しく解説していきますね。
1.VISAビジネスオファーを利用できる
個人のクレジットカードではなくビジネスカードを所有することで、ビジネスシーンで恩恵を受けられるVISAビジネスオファーを利用できるようになります。
VISAビジネスオファーとは提携する店舗での特典や、ビジネスシーンで必要な出費を割安で利用できるサービスです。
サービス内容を大きくわけると、以下の5つに分類されます。
ジャンル | サービス内容の一例 |
---|---|
トラベル | 日本交通のハイヤーを優待価格で利用可能 |
ビジネスサービス | クラウド会計 マネーフォワードを3ヶ月無料 |
オフィスサプライ | プリントサービス5%割引 |
税金の還付 | 海外出張でかかった経費に課税されるVAT(付加価値税)還付の手続き代行費用を割引き |
IT関係 | Yahoo!広告費用5,000円分プレゼント |
このように、VISAビジネスオファーの特典は多岐にわたるため、上手に利用すれば特典だけで楽天ビジネスカードの年会費をまかなえます。
どの特典もVISAの法人カードを所有している人しか受けられないので、この機会に利用してみてくださいね。
2.何枚でもETCカードを発行できる
楽天ビジネスカードは1枚しか発行できませんが、ETCカードは何枚でも発行可能です。
ほかの法人カードの場合は「カード1枚につきETCは3枚まで」と決められているため、楽天ビジネスカードのように好きなだけETCカードを発行できるカード会社は希少です。
社用車を保有していれば複数枚のETCカードが欲しいし、制限がないのは助かるよ。
最初の1枚は無料で発行できますが、2枚目からは1枚につき550円の年会費が必要なので必要な枚数を申込んでくださいね。
ETCカードも100円につき1ポイントが貯まるので、ETCの利用頻度が高いほど年会費も負担に感じません。
ETCカードの発行枚数に制限がないのは珍しいので、複数枚のETCカードを所有したい人には嬉しいメリットではないでしょうか。
3.楽天ブラックカードを申請する際に有利になる
楽天カードの最上位カードはブラックカードで、最高1,000万円まで利用できます。
しかし、インビテーション(招待状)が必要なカードなので、誰でも申込める、審査に通るというわけではありません。
あくまでも目安ですが、インビテーションが届く条件があります。
- 楽天プレミアムカードを数年間利用しいぇいる
- 年間で数百万円カード決済をしている
- 楽天市場をはじめ、楽天グループの利用頻度が高い
楽天グループにとって貢献度の高い人ほどブラックカードに近く、楽天プレミアムカードを利用した実績を作るしかありません。
年会費が33,000円かかってしまうものの一般カードよりもはるかに高いステータスのカードなので、ブラックカード取得を目指すのも悪くないですよ。
4.効率よく楽天ポイントを貯められる
楽天ビジネスカードのポイントは親カードであるプレミアムカードに付与されるため、2枚のカードのポイントを合算できます。
100円につき1ポイントが還元される楽天カードですが、楽天市場で買い物した場合のポイントは5倍、誕生月に買い物をすれば3倍などポイント還元率が高いのが楽天カードの特徴です。
楽天プレミアムカードとビジネスカード両方のポイントが貯まるので、複数のクレジットカードでポイントを貯めるよりも効率的にポイントが貯まります。
貯めたポイントが多いほど選択肢が増えるし、2枚分のポイントを1つにまとめられるのは良いな。
ほかの法人カードのポイント還元率は0.5%が多いので、ビジネスカードのなかではポイント還元率が高い部類に入る楽天ビジネスカード。
ただし、ポイントが付与されるのは親カードであるプレミアムカードなので、ポイントの使い道をよく検討利してから利用してくださいね。
5.付帯サービスが充実している
楽天プレミアムカードは付帯サービスが充実しているため、国内外の旅行や楽天市場で買い物をする際に嬉しい特典がつきます。
楽天プレミアムカードの補償、サービス内容を照会します。
サービス名 | 内容 |
---|---|
国内旅行傷害保険 | 国内旅行中の事故や火災などで障害死亡・後遺傷害保険金を最高5,000万円まで補償 |
海外旅行傷害保険 | 傷害死亡だけでなくケガや病気、携行品の破損など海外旅行中の事故を最高5,000万円まで補償 |
動産総合保険 | 楽天プレミアムカードで購入した商品が90日以内に損害を被った場合、最高300万円まで補償 ※1個1万円以上の商品が対象 |
海外空港ラウンジサービス | 世界各地の1,300ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用可能 |
トラベルデスク | 世界38拠点の現地デスクが旅をサポート |
ポイントアップ | 楽天市場でプレミアムカードを利用するだけで、ポイント2倍 |
選べるサービス | 楽天市場コース 毎週火曜日と木曜日は、楽天市場のポイントを1倍加算の最大6倍 トラベルコース 楽天トラベルでカード決済をした場合、ポイント1倍加算の最大3倍 エンタメコース Rakuten TVまたは楽天ブックスでカードを利用するとポイント1倍加算、最大3倍 |
お誕生月サービス | 誕生月は楽天市場、楽天ブックスの買い物でポイント1倍加算 |
法人カードはゴールドカードのみ国内傷害保険がついているものが多く、楽天プレミアムカードのように無条件で旅行傷害保険や動産総合保険が付帯しているカードは珍しいです。
「あまり旅行に行かない」という人でもサービスが付帯しているだけで安心感が違うので、サービス内容だけでも覚えておいてくださいね。
楽天ビジネスカード3つのデメリット
楽天市場での買い物でポイントが貯まる、好きなだけETCカードを発行できるなどメリットの多い楽天ビジネスカードですが、当然デメリットもあります。
頻繁に利用するカードだからこそデメリットも考慮したうえでカードを選んだほうが良いので、楽天ビジネスカード5つのデメリットを紹介します。
楽天ビジネスカードのデメリットは1人で事業をおこなう個人事業主であれば気にならないものですが、複数人の従業員を抱えている人であれば重大なデメリットです。
デメリットをどう捉えるのかで楽天ビジネスカードがおすすめなのかが変わるので、詳しく解説していきますね。
1.ビジネスカードだけでは発行できない
すでに解説したように、楽天ビジネスカードはプレミアムカードを発行しなければ所有できません。
そのため2枚カードを発行するため、どうしても余計に年会費がかかってしまいます。
すでにプライベート用のカードを持っている人からすれば、2枚ぶんの年会費がネックだよな。
楽天プレミアムカードの年会費は11,000円かかってしまうものの、300万円が限度額なので個人向けのカードではかなり高いです。
2枚分の年会費はかかってしまうものの、300万円という限度額は法人カードのなかでは中堅クラスに位置します。
2枚で13,200円の年会費もポイント還元を上手に使えばすぐに元を取れるので、そこまでデメリットにとらえる必要はないですよ。
2.追加カードを発行できない
ビジネスカードの場合は必要な枚数のカードを発行してくれる会社もありますが、楽天ビジネスカードの場合は1枚のみと決められています。
そのため追加カードを発行できず、用途ごとにカードを使い分けたりできません。
1人で1枚ってことは、従業員にカードを渡したりできないんだな。
従業員カードを発行したい場合はセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス、三井住友ビジネスカード for Owners クラシックも視野に入れて考えましょう。
1人1枚のみと聞くと使い勝手が悪いと思ってしまうかもしれませんが、楽天ビジネスカードは1人で事業をおこなう人であれば十分すぎるほど利用しやすいカードです。
法人カードは1枚しか発行できないものの、ETCだけであれば複数枚申込めるので不便さを感じないです。
3.分割払いとキャッシングが利用できない
楽天プレミアムカードは分割払いやキャッシングに対応していますが、ビジネスカードは一括払いのみしか対応していません。
キャッシング機能も付帯していないため、資金繰りに役立てることもできません。
高額なものを購入したときや、急にお金が必要になったときは不便だな。
分割払いやキャッシングは利用できませんが、最大300万円まで利用できるので限度額の制限に達しなければ問題ありません。
分割払いとキャッシングが利用できないのはデメリットに感じてしまうかもしれませんが、安定した経営のためにも発生した経費はその都度支払っておいたほうが良いです。
「分割払いがあれば」「キャッシングしたい」という心の甘えを捨てられるので、経営のことを考えれば一括払いはメリットともいえますよ。
\ 1人で事業をおこなうなら十分 /
口コミでわかる楽天ビジネスカードの評判が良い理由
楽天ビジネスカードを発行すればメリットがあるとわかっても、実際に利用している人の口コミが気になりますよね。
そこで、楽天ビジネスカードを作成した人の口コミを紹介していくので、カードを申込むか判断する材料の1つにしてください。
SNSで楽天ビジネスカードの口コミを探したところ、審査に落ちた人は1人もおらずスタートアップ企業にも多数の発行実績がありました。
プライベート、家族、事業用すべて楽天カードに統一できるメリットもあるので、すでに楽天カードを所有している人におすすめの1枚です。
\ 評判良し /
個人事業主が楽天ビジネスカードの審査に通過するための3つのポイント
カード発行率が高い流通系の楽天カードなので「審査難易度が低いのでは」と思ってしまうかもしれませんが、楽天ビジネスカードは法人カードです。
個人向けのカードよりも法人カードのほうが審査は厳しいものなので、少しでも審査通過率を上げるための3つのコツを紹介します。
発行したほうが利便性がグッと高まる法人カードなので、少しでも審査に通過しやすくなるコツを実践したうえで申込みましょう。
これから紹介するポイントは楽天ビジネスカード以外にも共通する内容なので、ぜひ覚えておいてくださいね。
1.他社からの借り入れは1円でも多く返済する
キャッシングなどで多額のお金を借りている場合、カード会社は「お金に困っている」「返済能力がない」と疑ってしまいます。
他社からの借り入れ状況はカードの審査時にかならずチェックされる項目なので、1円でも多く返済する努力が必要です。
借入でも申告が不要なものがあるので、どのような借入なのか紹介します。
- 自動車や住宅などの「有担保ローン」
- 貸金業者からの借入ではない「奨学金」
※金融機関の教育ローンではなく、日本学生支援機構などに限る - 家族や知人など「個人間の借入」
このように借入していても申告不要なものがあるので、カード審査時にはキャッシングの借入額を少しでも多く返済することが望ましいです。
大まかな目安として借入は年収の1/3までと言われているので、審査を通したい場合は1/3以下まで返済してから申込みましょう。
2.申込む際に虚偽の申告をしない
クレジットカードを作成する際に虚偽の申告をすると、社内システムに登録され2度とカードは発行されることはありません。
たとえ入力ミスだったとしてもカード会社が故意だったのかは判断できないので、嘘をついていると判断されてしまいます。
わざとじゃなくても嘘だって思われて、審査に落ちたら困るよな。
審査に落ちることよりも、嘘がばれた後のほうがリスクが高いのでやめましょう。
「嘘がばれた段階で即刻審査に落ちる」と言われているほどカード会社は虚偽の申告を嫌うので、かならず入力フォーム送信前に確認してください。
とくに借入状況は信用情報機関を見れば一目でわかるので、他社からお金を借りている人は正確な金額を入力してくださいね。
3.同じタイミングで複数のカードを申込まない
申請者の情報やカードの利用状況はCICやJICCなどの信用情報機関に蓄積されていますが、カードの申込をした際も信用情報機関に登録されます。
同時期に複数のカードを申込むと「申込ブラック」と判断されてしまうため、6ヶ月から1年ほどカードの審査が通りにくいです。
よく聞くブラックリストとは違い金融事故として登録されるわけではないので、短期間で申込み情報は削除されます。
金融事故として登録されなくても、申込ブラックって認定されたらカード発行が遠のくのは確実だな。
開業直後は「とにかく法人カードが欲しい」と複数のカードを申込んでしまいがちですが、多重申し込みとして審査に落ちる確率がぐんと上がります。
同じ時期に複数枚申込むとお金に困っていると認識されてしまうので、目安にはなりますが1ヶ月で2~3社程度の申込に留めておきましょう。
屋号なしでもOK!個人事業主が楽天ビジネスカードを発行する手順
ほかの法人カード同様に楽天ビジネスカードもWebで申込みをし、審査に通過すればカードが発行されます。
最短3営業日でカードを発行する会社もありますが、楽天ビジネスカードは手元に届くまでに時間がかかるので早めに申込みましょう。
公式サイトから申込みをし、必要事項を入力します
楽天プレミアムカード+楽天ビジネスカード 両方を申込む
すでに楽天プレミアムカードを所有しており、楽天ビジネスカードだけを申込む
法人の場合は法人名義口座を登録するにあたり、商業登記簿謄本、または法人登記印の印鑑証明書が必要です
すぐに書類を返送できるよう、事前に取り寄せておきましょう
※書面に記載されている日付から2週間以内に返送してください
必要書類到着後、おおむね2週間程度でカードが手元に届きます
必要書類を返送しなければ審査が終わらないため、楽天ビジネスカードはカードが手元に届くまでに2~3週間ほどかかってしまいます。
法人カードとしては標準的な発行スピードではありますが、今すぐカードが欲しい人はこれから紹介する楽天カード以外におすすめのカードを参考にしてください。
楽天ビジネスカード以外の個人事業主におすすめのカード3選
楽天ビジネスカードにも良さはありますが、発行スピードや限度額が平均的なので突出した特徴がありません。
もちろん楽天ビジネスカードでも問題ありませんが、選択肢は1つでも多いほうが良いですよね。
これから紹介するカードは、すべて「発行までの時間が早い」「年会費が安い」など楽天ビジネスカードよりも条件が良いので、比較検討しないのは損です。
3つのカードのスペックを詳しく解説していくので、カード選びの参考にしてくださいね。
1.NTTファイナンス Bizカード レギュラー
年会費 | 無料 |
追加カード | 無料 |
ETCカード申込 | 550円/1枚 |
ポイント還元率 | 1% |
利用限度額 | 40万/60万/80万円 |
発行スピード | 最短1週間で発行 |
付帯保険 | 国内・海外旅行傷害保険/最高2,000万円 ショッピング保険/年間100万円 |
国際ブランド | VISA |
注目ポイント | 明細書発行110円/1通 Web明細編集サービスでPDF・CVSで保存可能 出光系列で2円~最大40円/Lガソリン代値引き |
公式サイト | https://www.ntt-card.com/biz/ |
利用限度額が最大80万円と法人カードのなかでも低いデメリットはあるものの、年会費無料でこのスペックはNTTファイナンス Bizカード レギュラーならではです。
付帯保険も充実しているので、年会費をかけずにスペックが高いカードを探している人におすすめの1枚です。
法人の場合は登記簿謄本が必要ですが、個人事業主は本人確認書類だけで申込めますよ。
\ 法人カード屈指のポイント還元率 /
2.三井住友カード ビジネスオーナーズ
年会費 | 一般カード/無料 ゴールドカード/5,500円 ※ゴールドカードは年間100万円以上の利用で無料 |
追加カード | ETCカード パートナー会員/最大19枚まで無料 |
ETCカード申込 | あり/無料 ※前年度の利用がない場合550円/年 |
ポイント | Vポイント ポイントUPモール ココイコ! SBI証券 |
ポイント還元率 | 200円=1P 0.5~1.5% |
利用限度額 | ~500万円 ※500万円は個人カードとの併用が条件 |
発行スピード | 最短3営業日 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険/2,000万円 選べる無料保険 |
国際ブランド | VISA |
注目ポイント | 年会費無料で利用できる数少ないビジネスカード 登記簿謄本・決算書不要 |
公式サイト | https://www.smbc-card.com/hojin/lineup/biz_owners_index.jsp |
20歳以上で中小企業の代表者、もしくは個人事業主であれば誰でも申込みができ、三井住友が指定する個人カードとの併用でポイント還元率が最大1.5%まで上がります。
- 三井住友VISA/Mastercard(NL、CL)
- 三井住友カードRevoStyle
- 三井住友カード プラチナプリファード
- 三井住友カード プラチナVISA/Mastercard(プラチナPA-TYPE VISA/Mastercard)
- 三井住友 ゴールドVISA/Mastercard(ゴールドPA-TYPE VISA/Mastercard)
- 三井住友カード ゴールド VISA/ Mastercard(NL)
- 三井住友カード エグゼクティブ VISA/ Mastercard
- 三井住友カード VISA/ Mastercard(三井住友カード A)
- 三井住友カードVISA(ゴールド)
※旧 三井住友VISA SMBC CARD - 三井住友カード アミティエ VISA/ Mastercard
- 三井住友ヤングゴールドカード(VISA/ Mastercard)
- 三井住友銀行キャッシュカード一体型カード
スペックやポイント還元率はほかのビジネスカードに劣るものの利用限度額が高いので、年会費を抑えたうえでビジネスカードを所有したい人におすすめの1枚です。
\ 起業後すぐに申込み可能 /
3.セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス
年会費 | 1,100円 |
追加カード | 最大9枚まで/無料 |
ETCカード申込 | あり/無料 ※5枚まで |
ポイント還元率 | 0.5~2.0% ※交換先ごとに還元率が異なる |
利用限度額 | 30~500万円 |
発行スピード | 最短3営業日発行 |
付帯保険 | なし |
国際ブランド | AMERICAN EXPRESS |
特徴 | Webビジネス向けの特典多数あり ポイントの有効期限なし |
公式サイト | https://www.saisoncard.co.jp/amextop/cobalt-pro/ |
1,100円と破格の年会費でありながら限度額も高く、ポイントが永久不滅と非常に使い勝手が良いセゾンコバルト・ビジネス・アメックス。
税金の支払いや国民年金保険料の支払いでもポイントが貯まるので、さまざまな支払いをカード1つでまかないたい人におすすめのカードです。
登記簿謄本や決算書などの提出が不要なので、開業後すぐにカードを申込めますよ。
\ 最短1週間でカードが手元に届く /
楽天ビジネスカードは経費の管理をラクにしたい個人事業主におすすめ
楽天ビジネスカードは楽天プレミアムカードとあわせて2枚しかカードを発行できないので、1人で事業をおこなう個人事業主におすすめのカードです。
カードごとに引き落とし口座が異なるため経費の管理がしやすく、経費の見える化に役立ちますよ。
- 「楽天プレミアムカード」と「楽天ビジネスカード」2枚のカードを発行しなくてはいけない
- 楽天ビジネスカードは追加カードが発行できない
- 審査完了までに2~3週間かかり、法人の場合は商業登記簿謄本などの書類が必要
楽天ビジネスカード自体に特徴はないため、あくまでも「楽天サービスのヘビーユーザー」「プライベート用のカードも欲しい」個人事業主におすすめのカードです。
ほかの法人カードは本人確認書類だけで審査できカード発行までのスピードも早いので、法人カードに何を求めているのかでカードを選んでくださいね。
この3つのカードは発行スピードが早く、本人確認書類だけで審査ができますよ。
カード名 | NTTファイナンス Bizカード レギュラー | 三井住友カード ビジネスオーナーズ | セゾンコバルト・ビジネス アメリカン・エキスプレス |
申込対象 | 20歳以上の法人代表者 個人事業主 | 20歳以上の中小企業代表者 個人事業主 | 20歳以上の法人代表者 個人事業主 |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 |
ETCカード | 550円/1枚 | 550円/1枚 ※前年度利用すれば無料 | 無料 |
国際ブランド | VISA | VISA | American Express |
ポイント還元率 | 1% | 0.5~1.5% | 0.5~2.0% |
発行スピード | 最短3営業日 | 最短3営業日 | 最短3営業日 |
付帯保険 | 国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 ショッピング保険 | 海外旅行傷害保険 | – |
必要書類 | 本人確認書類 ※法人は登記簿謄本 | 本人確認書類 ※登記簿謄本・決算書不要 | 本人確認書類 ※登記簿謄本・決算書不要 |
利用限度額 | 80万円 | 500万円 | 500万円 |
決済口座 | 法人名義口座 個人名義口座(屋号付含) | 法人名義口座 個人名義口座(屋号付含) | 法人名義口座 個人名義口座 |
締日/支払日 | 月末締め 翌月25日払い | 月末締め 翌月26日払い | 10日締め 翌月4日払い |
特典 | Web明細編集機能搭載 Amazon Business登録可能 出光キャッシュバックシステム | コンビニ3社でポイント5倍 19枚まで追加カード発行可能 副業でも申込み可能 | ApplePay・GooglePay対応 特定の加盟店でポイント4倍 利用可能枠の一時的な増額可能 |
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